シューティングゲームアルゴリズムマニアックス

シューティングゲームアルゴリズムマニアックス (C magazine)
Cマガジン2004年6月号に掲載された記事を読んで購入.まあ私の場合それなりの期間プログラムもシューティングゲームもやっているわけでしてさすがに今更アルゴリズムで勉強になるということはあまり無いのですが,専門学校の教科書なんかにはいいかもしれませんね.シューティングというと意外とアイディア勝負みたいなところがあって色々なゲームが色々なシステムを投入してきていますが,この本では非常に沢山のシステムについて一通り実装と解説がありさらにサンプルゲームで実際の動作を見ることが出来ます.アクション系のジャンルではアイディアは出せてもそれを実際動かしてみないと本当に面白いかどうか分からないところがあるので,この本のようにサンプルが既にあると助かるのではないかと思います.とにかく紹介されているネタ大量で,ある意味サンプルを一通り眺めるだけでかなり遊べます.後は友達とわいわいアイディアを出し合いながら弾の数や速度を改造するところから入ってみるのがいいかもしれませんね.そういえば私もそういう経験があって,放課後学校のパソコンルームや友達の家や集まっては雑誌投稿ゲームを改造していた憶えがあります.で,本のサンプルを一通り眺めながらずいぶん古いゲームをいくつも思い出したのですが,もうこれらの元ネタとなったゲームが入手不可能という場合もあるんですよね,今は.
しかしちゃんと弾の避け方まで含めてアルゴリズムが書いてあることには時代の流れを感じます.シューティングをある程度プレイしてきた人間にとっては常識に思えるような避け方でも,ちゃんとカテゴリ分けして誰もが入手できる情報として残しておくべきなんでしょうね.最近では東方シリーズの攻略サイトにそういう切り口のものが増えているので参考になるかもしれません.
http://hossy.info/game/toho/g_theory1.php