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WHQL Errata とおしらせ : ディスプレイ アダプタ/チップセット

DirectX

DirectX Graphicsに関係する単語でWebを検索していると,ときどきWHQL Errataに関するページに迷い込んでしまうことがあります.
Windows Hardware Quality Lab (WHQL)とはHardwareやそのドライバがMicrosoftの定める品質基準に適合しているかどうかをテスト・承認する組織です.
http://www.microsoft.com/japan/whdc/hwtest/default.mspx
ただ,世の常というか現実にはWHQLテストそのものにもErrataが存在していて,本来許容される挙動がテストに失敗してしまうといった問題などがあるようです.テストには当然DirectX県警のものも存在していて,そのErrata解説では当然DirectX Graphicsに関係する単語が沢山出てきます.そのためWebでDirectX Graphicsについて検索するとヒットしてしまうことがあるようですね.
「ディスプレイ アダプタ/チップセット」テストのページから,「ディスプレイ アダプタ/チップセット Errata の確認」→「DCT DX9 QFE」と辿ってみます.
http://www.microsoft.com/japan/whdc/hwtest/device/default.mspx?area=displayadapter
http://www.microsoft.com/japan/whdc/hwtest/search/results.mspx?type=errata&key=dadapter&kit=81
このようなErrataはアプリケーションプログラマに直接の関係はありませんが,DirectX Graphicsに関するある程度の知識があれば十分に内容を読み解くことが出来るでしょう.例えばこんなの.


使用可能なメモリ容量が 1 GB 以上と報告されるアダプタでの D3D: XMemory/Texture Management テストと D3D: Memory/Texture Management テストの Fail

http://www.microsoft.com/japan/whdc/hwtest/search/details.aspx?Type=err&ID=1250


このErattaはそろそろVRAM容量が1GBを越えるビデオカードが登場しても不思議ではないことを思い出させてくれますし,また巨大な整数がロジックに紛れ込む可能性を考慮して数値オーバーフローの回避に気をつけなければならないことを再確認させられます.

DirectDraw Surface Flipping テストでは未処理の GDI 操作が許容されません

http://www.microsoft.com/japan/whdc/hwtest/search/details.aspx?Type=err&ID=1292


ここではGDI操作がDirectDrawのFlip動作に影響を与える可能性について説明されています.
このようにErrataに記載されているミスにはアプリケーションプログラマが犯してもおかしくないものが沢山あります.失敗の統計情報を普段から集めておくのはメタ推理の基本ですので,このような一覧は私にとってとても興味深い資料となります.
最後に挙げるErrataはこれで.

D3D/OpenGL Scenario テストはテストのバリエーションを繰返し続ける場合があり、そのため数日間テストを実行することがあります

http://www.microsoft.com/japan/whdc/hwtest/search/details.aspx?Type=err&ID=1267


当事者にしてみれば大変な事態なんでしょうが,ビジネスの世界の背後にがんばっている人々の日常を見るようでこういうは大好きですね.