MDX Runtime File List

MDX のアセンブリはバグフィックスが行われてもバージョンが上がらないことがあります*1.また新しい SDK の再配布ファイルには古い MDX Runtime が入っていないことがあるため,最新の DirectX Runtime と MDX Runtime さえ導入すれば万事 OK と言えません.まさに頭痛の種です*2
さて,このようにバージョン管理が悩ましい MDX Runtime ですが,MDX が最初に世に現れた DirectX 9.0 SDK から,最新の SDK である DirectX 9.0 SDK Update - (December 2004) までの間に (一瞬でも) Web で一般公開されたアセンブリの数は実に 172 ファイル*3に上ります.拙文 Get Ready for Managed DirectX にて何度かバージョンのまとめを行ってきましたが,もはや HTML で簡単に表にまとめるという分量ではなくなってきたため,以下のような Excel ファイルを作ってみました.
http://www.dwahan.net/nyaruru/getreadyformdx/MDXFileList.zip
この Excel ファイルには,アセンブリごとに関連する SDK バージョン,アセンブリバージョン,ファイルバージョン,ファイルの MD5 および SHA1 ハッシュ値等がまとめてあります.ファイル特定のためにわざわざハッシュ値を持ち出さなくてはならなくなった事態は遺憾ではありますが,本格的にバージョンチェックを行う際の参考になれば幸いです.
もしこのリストに存在しないファイルを見つけたという方がおられましたら,ご連絡頂ければ反映いたします.
一通りデータが揃いましたんで,Runtime チェッカーの方もぼちぼち更新しておこうと思います.ついでに MDX アプリケーションをドラッグアンドドロップしたら必要なランタイムを報告してくれるツールでも付けた方がいいかもしれませんね.ちょっと検討しておきます.

*1:本来はバージョンリダイレクトで解決すべき問題を,DLL Hell の元凶とも言える「ファイル上書き」で解決してしまっています

*2:将来的に Unmanaged D3DX が静的リンクから DLL に分離された場合についても,今考えておくべきことはあると思います.

*3:SDK アップデート時に変化しなかったファイルも重複カウントしています