今,やるべきこと

個人的には,今手を動かすべきなのはライブラリ方面だと思っています.今週末にも解禁となる CLR 2.0 上で実装可能なことがいかに多いかは,LINQ Preview が実証しています.
問題は,今後大量に沸いて出てくるであろうオレライブラリにどれだけカミソリを入れられるかでしょう.

CLI Common Generics

漏れ的にはとっても重要な仕様だと思ってるんですが、はたしてどれだけの人が存在そのものを知ってるのでしょう・・・。参照実装もちゃんとありますよん。

Function、Tuple、Unitなどなど。標準として存在してもらわないと、言語ごとに独自に実装するしかない、似たような実装が乱立する困った状況が続くのです。

Func型がSystem.Queryなんてところにあって、そのままリリースされてデファクト化されてしまったらたまったものじゃない。(;´Д`)

ギャー,すんませんすんません,便利すぎて Sequence.cs 使いまくってます.今度から CommonGenerics.dll の使用も検討しますのでお許しを……
しかし,げに恐ろしきは System.Query.dll です.みなさん「今度の C# にはラムダ式が導入される」を額面通り受け取りすぎなようですが,一度 System.Expressions.Expression 以下に何があるかよく見てから考えた方が良いのかもしれません.こーゆー巨大地下迷宮が言語チームの手によって CLR 2.0 の世界に掘られ始めていることは特筆に値します.流行の命名方法で言えば Language Foundation とでも言うべきなんでしょうかね.単なる一言語の話と思っているとインパクトを見誤るんじゃないかと思います.というかさっさと標準欲しいですけど.こんな面白いものを今見せられても,ハードウェア発売日にマリオの新作が間に合わなかったみたいですよ.
おまけ.

ラムダ式で書かれた実行コードによる表現を直にExpressionクラスオブジェクトの木構造化して(Expression tree)、構造をデータとして扱うことができるようです。ただし、実行方法は用意されていないのかも知れません。どの部分も最終仕様ではないようなので、まだ変化するかも知れません。


構文木の実行時評価は System.Data.DLinq.Eval 以下に既に動くものが見え隠れしています.恐らく DLinq の SQL 動的生成で必要なのでしょう.Lisp じゃあないですが,Eval は「無いなら作ろー」ですね.