ウィンドウ最小化時のワーキングセット縮小 : Vista 編

先日某烏丸オフィスで遊んでいるときに気づいたのですが,Windows Vista ではウィンドウ最小化時のワーキングセット縮小動作に変更が行われたようです.
関連話題.

環境や該当アプリケーションのアクセスパターンなどで変化する可能性があることは注意しておいて欲しいわけですが (つまり、ワーキングセット縮小が行われなくなったと思いこむのも危険) 少なくとも手元の環境では,ワーキングセットの縮小はほとんど行われないかごくわずかでした.
せっかくなので,config.trim_on_minimize = true の Firefox 1.5.0.4 Windows 版で実験してみたものです.

初期状態 ワーキングセット 70 MB
最小化後 ワーキングセット 69 MB

とまあほとんど減りません.
みんなだいすき「FirefoxやThunderbirdのメモリ消費量を劇的に減らす方法」Vista では使えなくなってしまいそうです.
http://b.hatena.ne.jp/entry/http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20060415_firefoxthunderbird/:image:large
というのは冗談としても,久しぶりのクライアント向け OS メジャーアップデートで,メモリやディスク I/O まわりのアルゴリズムが,ちゃんと今風の数字にチューンされていると感じられるのは嬉しいですね.



おまけ.
そんなに減らしたいなら外から SetProcessWorkingSetSize 呼んでやりましょうと.以下 C# で作ってみた使い捨てアプリにて SetProcessWorkingSetSize を呼んでみるの図.

初期状態 ワーキングセット 70 MB
Start Trimming 押下直後 400 KB*1

ソースはこちら.
http://www.dwahan.net/nyaruru/hatena/MyTrimmer.zip

*1:実際には Update するともう少し増えている