Windows Vistaに足りないもの

「ITPro 記者の眼」より.

Windows Vistaって何がすごいの。結局,見た目が派手になるだけなんでしょう?」――。仕事柄,友人や知人から幾度となくこんな質問をされる。「変わるのは見た目だけ」というイメージを持っている人が予想以上に多いこと,そしてパソコン初心者だけでなく,それなりにITリテラシーが高い知人でも,同じような感想を抱いていることが非常に印象的だ。

これまでの業界動向やOSに対するユーザーの期待感などを冷静に判断すれば,ユーザーのこの“冷めた目”はいたしかたないことかもしれない。しかし,パソコン関連技術をウォッチしている記者としては,これはちょっともったいないことだ,と感じている。実は,Windows Vistaの場合は目立たない個所にこそ,ユーザーの求めるものがあると思うからだ。

記者は『日経パソコン』2006年9月11日号で,Windows Vistaの技術面に焦点を当てた特集を担当した。新技術を洗い出して資料を読み込み,担当者に取材をするにつれ,派手な見かけとは裏腹に「Windows Vistaって,結構地味な改良点が多いなあ」という印象が強くなった。ユーザーの目に直接触れない,いわば“裏方部分”の改良が多かったからだ。しかし,実際にはこうした裏方部分にこそ,ユーザーにとって重要な技術が隠れている。

そこまで言うのならということで本屋に行ってみたところ,既に2006年9月11日号は消えていたので,結局代わりにオープンソースマガジン2006年10月号を買って帰りました*1
とりあえずバックナンバーを注文してみたので,続きはそれを読んでから,ということで.

*1:相変わらず『Undocumented Mac OS X』がおもしろいです.そろそろ定期購読申し込むかなぁ