Start Menu Optimization の傾向と対策
Vista の「検索の開始」で使うオレオレキーワードの話.
例えば,コントロールパネルの管理ツール以下にある「信頼性とパフォーマンス モニタ」を起動するために,こんなキー入力をしている自分がいます.
- Windows キー降下
- 半角/全角キー降下
- 「pafo-mansu」(パフォーマンス)とローマ字入力
- スペースキーで漢字変換
- エンターキーで確定
- エンターキーで実行
この間約 3 秒.マウス操作一切無し.
インクリメンタル検索フレンドリーな英語版に比べれば,ダサいと言えばダサいわけですが,どうせ Google で検索するときも日本語変換のオーバーヘッドは甘受しているわけで,migemo の不在がそこまでクリティカルというわけではないと思います.
むしろポイントは上の 5 と 6 の間に確認フェイズを入れないところかなと.レイテンシの大きい telnet 時代から受け継がれる "I'm feeling Lucky" *1がまた一つというわけですな.
以下,よく使っている入力文字列とアプリケーションの対応表です.
入力文字列 | アプリケーション |
---|---|
管理 | コンピュータの管理 |
パフォーマンス | 信頼性とパフォーマンス モニタ |
ユーザ | ユーザー アカウント |
まあ「パフォー」とかで IME をコミットしてもいいのですが,学習辞書がおバカになりそうで踏み切れません.
その点,英語入力の場合はちょっとだけアグレッシブ.
入力文字列 | アプリケーション |
---|---|
Visual | Visual Studio 2005 |
Illu | Adobe Illustrator CS |
Photo | Adobe Photoshop |
Power | Microsoft Office PowerPoint 2007 |
Excel | Microsoft Office Excel 2007 |
calc | calc.exe (電卓) |
実はうちの環境では i 一文字でもやっぱり最上位に来るのは Illustrator だったりするのですが,なんとなく PPPK 的な気持ち良さがあって illu と入力しています.
お気に入りのオレオレキーワードをてっとり早く上位に持ってくるには,同名のショートカットファイルをスタートメニュー以下に作ってしまうのが効果的です.
これを利用すると,アプリケーションのインストール時に小細工を行うことで,ありがちな「続きはスタートメニューから○○と検索してみてください」方式が使えます.
なんというか,Yahoo のトップページに行くのに毎回 Google で「Yahoo」と検索する層には案外有効かもしれませんな,これ.
こうなると漢字の方がアルファベットより文字のコリジョンは少なそうです.「google:地底人の秘密]」とか「[google:モツ鍋の悲劇」とか普通はまあかぶらないだろうと.
*1:タブ補完からの無拍子エンター