CoreCLR 一区切り

MSDN Magazine August 2008 の CoreCLR 記事を読む限り,次の 3 年後がそろそろ始まるみたいな感じですな.


CoreCLR エンジンの秘密

CoreCLR の設計は、2005 年 10 月に CLR の Version 2.0 をリリースした直後から開始され、サイズと互換性の 2 つの設計目標が設定されました。プログラマの立場から考えると CLR に関するコーディングは常に同じであるべきですが、ユーザーの立場から考えるとダウンロードするサイズを大幅に小さくする必要がありました。

なんとなく 3 年というタイムスパンは普遍的な気がする.C# 3.0 にしてもそうだけど.実際に手を動かし始めてから 3 年はかかると思ってもいいのかも.

クロス プラットフォームの実現

(略)

私たちは、CoreCLR の設計と開発の全体を通じて、開発者が今までに習得したスキルとツールを再利用して、サイズが小さく安全なランタイムに対応するリッチ コンテンツを開発できる環境を提供することに力を入れました。リッチなインターネット アプリケーションのシナリオを減らしたことによって下すことができた決断がほとんどですが、設計の中には過去の作業の中で得た経験が活かされているものもあります。CoreCLR に関して下した決断の中には、最終的にデスクトップに還元できるものもあります。たとえば、次のバージョンのデスクトップ CLR は、プロセス内で別のバージョンの CLR と同時に実行できるようになるでしょう。また、透過的セキュリティ モデルの改善点のほとんども、次の CLR に活かせるはずです。

つくづく世界はインクリメンタルだよなぁ.急に世界は変わらない.でも決して1箇所にとどまらない.