液晶ディスプレイ回転の罠

「河端善博の .TEXT でウェブログ」より.

開発者の開発効率を向上するための提案です。

ヘルプ用に、縦にしたモニタを使いませんか ?

msdn や SQL のヘルプを見ている時間は、開発時間の中で大きな割合をしめていると思います。
しかし、横長のモニタは、Visual Studio の開発画面には適していても、ヘルプや仕様書のような縦には、いまいちですよね。ヘルプを探索していると、疲れやすくありませんか ?

そこで、この提案です。
セカンドモニタをマシンに接続し、縦にします。そして、ヘルプを全画面表示 !
できれば、1600x1200 以上のモニタをお勧めします。

.NET Framework や SQL Server Books Online のような延々とつづくヘルプでも、情報が目に飛び込んできます。ほんとに。
もちろん、仕様書、設計書などの縦の文書もさくさく、見ていくことができます。

CPU, メモリ、HDD への投資もいいのですが、開発効率には画面の大きさが有効だと思います。
※というわけで、自宅にモニタを追加しようかな。

そういえば前回の夏コミで配ったゲームの開発中に UXGA 縦画面開発やってたなぁ.このときは画面回転モードに対応した縦シューティングを作っていたので,いちいちテストプレイのたびに画面回したり元に戻したりするのが面倒という理由だったのですが,あれはあれでおもしろい体験でした.
頂点シェーダでの画面回転を実装してみたところ,実は NVidia のドライバ設定で画面回転を行うとフルスクリーンモードの縦横サイズも入れ替わるというのに後から気付いてちょっと感動してみたり.
まあその辺の話はとにかくとして,個人的に LCD を回して使う上での最大のネックは ClearType の大前提が崩れちゃうとこですかね.今のサイズで DPI が 3 倍ぐらいになってくれればそれで問題ないのですが.多分ついでに VRAM (とバックアップ用のメインメモリ) 要求が 1 桁増えますけどね.
現状,液晶ディスプレイの回転時は,ClearType を切って文字サイズを大きくする,という使い方になりそうでした.