あの日,あの頃

DirectX 9.0 SDK Update (October 2004) で開発環境としての Visual C++ 6.0 のサポートが打ち切られ,同じく DirectX 9.0 Update (February 2005) で開発環境としての Windows 2000 のサポートが打ち切られました.あくまで個人的な意見としては,サポート打ち切りは仕方ないことだと思います.もちろん開発者の方々それぞれで事情がおありでしょうから,既に新しい開発環境に移行を済ませていて影響は無かった方もおられれば,以前の開発環境を使い続ける必要があって SDK のアップデートを適用できなかった方もおられたことでしょう.ただ,進化し続ける技術に対応するために常にハードウェア的な前進を強いられる開発者にとって,ソフトウェア側のバランス良い更新もまた不可欠なものです.
さて以下は,これらキーとなる製品のリリース時期とその頃を振り返るためのちょっとしたリマインダーです.「未だに〜使っているの?」というその言葉,当時そこにあった別の何かに置き換えてみるのもまた面白いかと.

Visual C++ 6.0 (1999/3/11)

Windows 2000 (2000/2/18)

Windows XP (2001/11/16)

Visual Studio .NET (2002/3/22) / (英語版 MSDN: 2002/1/15)

Visual Studio .NET 2003 (2003/6/25) / (英語版 MSDN: 2003/1/17)

こうして振り返ってみると,重要なのはやはり環境のバランスにつきるように思います.ハードウェアだけ突出していても効率よく性能を引き出せませんし,ソフトウェアだけむやみにバージョン更新を重ねても快適な作業効率は得られはしないでしょう.