ExpressCard/34対応のフラッシュメモリ
「PC Watch」より.
キタキタキタキター.
株式会社ハギワラシスコムは、ExpressCard/34スロット用のフラッシュメモリ「ExpressCardフラッシュメモリ」シリーズを12月20日より順次発売する。価格はオープンプライス。対応OSはWindows XP/Vista、およびMac OS X 10.4以降。
店頭予想価格は、容量1GBの「HEX-S1GJ」が7,980円前後、2GBの「同S2GJ」が14,800円前後、4GBの「同S4GJ」が27,800円前後、8GBの「同S8GJ」が52,800円前後の見込み。1GBと2GBモデルは12月20日発売、4GBと8GBは12月下旬発売。
初のExpressCardスロット接続のフラッシュメモリ。大容量化しつつUSBフラッシュメモリと同等の使い勝手と転送速度を実現したという。
新製品は最新のコントローラおよびSLC(Single Level Cell)を採用し、2チップで効率的にデータ転送を行なう「インタリーブ」機能を搭載。読み込み速度で最大32MB/sec、書き込み速度で最大22MB/secの高速転送を実現したという。Windows Vistaに搭載される「ReadyBoost」機能への対応も謳っている。
ついに本命登場という感じです.値段が上がっても高速チップを採用しているあたり,ターゲットは自明でしょう.
ExpressCard といっても内部は PCI Express 接続ではなく,USB 2.0 接続を使用するものと思われます.が,ポイントはそこではなく,出っ張らないので入れっぱなし OK というところでしょうかね.
私の場合,現在は ReadyBoost 用にグリーンハウスの『PICO TURBO 4GB GH-UFD4GTB』を使用していますが,Vista で以下のことができるのは確認しています.
- NTFS フォーマット
- NTFS フォーマット時の ReadyBoost
今回発売される 8 GB モデルでも同じことができるとすると,2 GB ぐらい ReadyBoost に割り当てても十分おつりがくるので,残りは C ドライブ以下の適当なフォルダにマウントというのがよさそうです.MSDN Library,Visual Studio 2005,Adobe CS といったアプリケーションや,Outlook 2007 の IMAP キャッシュフォルダなど,うまくこちらに移せるとおもしろそう.
以前も書きましたが,GB 単位のシリコンストレージを特定アプリケーションに占有させるのが現実的な時代になってきました.現在遅いのが当たり前と思われている処理のいくつかは,こういったアプローチで案外簡単に解決してしまうのではないかと期待しています.