『プログラミングMicrosoft .NET Framework 第2版』Amazon で取り扱い開始

Amazon で取り扱い開始になってます.監訳は第1版に引き続き吉松氏.

プログラミングMicrosoft .NET Framework 第2版 (マイクロソフト公式解説書)

プログラミングMicrosoft .NET Framework 第2版 (マイクロソフト公式解説書)


「.NET プログラミングでの『これだけは買っておけ本』」,「Advanced Windows の感動を再び」,「有償ヘルプのハイエンド」.
ぜひお手元に一冊どうぞ.

『プログラミングMicrosoft .NET Framework 第2版』

ネタもと「当面C#と.NETな記録」.
うひょー,ついに .NET 解説書のハイエンド,『CLR via C#』の邦訳来る!? 来る!?

プログラミングMicrosoft .NET Framework 第2版 (マイクロソフト公式解説書)

プログラミングMicrosoft .NET Framework 第2版 (マイクロソフト公式解説書)


次回の @IT の記事で引用しまくった『CLR via C#』ですが,うまく行けば著者校正で邦訳版への言及を潜り込ませられそうかな.


ちなみに姉妹作(?)『CLR via C++/CLI』の発売ももうすぐです.内容も見ずに作者買いしつつ,同氏の代表作『Advanced Windows』のように C++ ネタが多いといいなぁ,と期待.
CLR via C++/CLI

CLR via C++/CLI

竹岡せんせ

本日午後9時15分チャンネルはNHK.再放送は、

  • 3月15日 NHK総合 25:35〜26:20
  • 3月20日 BS2 17:15〜17:58

人気漫画「ドラゴン桜」の英語講師のモデルであり、書いた参考書は異例の売れ行きを記録する、カリスマ塾講師・竹岡広信(44歳)。京都府亀岡市に私塾を開きながら、名古屋・京都・福岡の予備校や高校を飛び回り、英語を教える。その英語教育法は、丸暗記を否定し、想像させる・考えさせるという独特のもの。どうしたら、人を伸ばすことができるのかー「与えすぎてはいけない。人はきっかけさえ与えれば、自分で伸びていく」という信念を持ち、真剣勝負で生徒と対峙(たいじ)する。試練の受験シーズン、その熱い教育現場に密着取材。

うひょー,竹岡先生だ.むちゃくちゃお世話になったからなぁ.今でも講義を録音した MD が実家に残ってたはず.しかし『人気漫画「ドラゴン桜」の英語講師』とは全然似てない気がするんだけど……
おー,当時と違って結構本出てる.

ドラゴン・イングリッシュ基本英文100

ドラゴン・イングリッシュ基本英文100


竹岡広信の英作文〈原則編〉が面白いほど書ける本

竹岡広信の英作文〈原則編〉が面白いほど書ける本


超基礎がためわかる!英語長文 (Obunsha step by step)

超基礎がためわかる!英語長文 (Obunsha step by step)


ちょいと買ってみるかなぁ.
竹岡先生推奨*1Longman 英英辞典は今でも重宝しています.最近はもっぱら CD-ROM 版ですけど.以前のものは定期的に CD-ROM 入れてアクティべーションが必要というかなり面倒な代物でしたが,最近出たこれは初回一発で良くなっています.おすすめ.

*1:なんか風の噂であの後 Oxford 推奨に変わったとか聞きましたが,実際のところどうなんでしょう?

突発読書月間

最近買った本とか.



Game Programming Gems 4 日本語版

Game Programming Gems 4 日本語版


id:NyaRuRu:20060225:p1 で「仮想メモリに関する記事が初めて入った」と聞いて,今書いている記事の参考になるかもと思い購入.内容的にはよくあるページフォルトトラップ付きの vector 実装だったので,今書いている記事から言及されることは無さそう.


30日でできる! OS自作入門

30日でできる! OS自作入門


飲み会のときに話のネタで購入.帰りの電車で半分ぐらい読んだ気がするけど,お酒のせいか記憶が曖昧.


ゲームエフェクトマニアックス (C MAGAZINE)

ゲームエフェクトマニアックス (C MAGAZINE)


これもまた何かの記事で参考図書に書くかもしれないというような理由で購入.


オープンソースマガジン 2006年3月号
id:babie:20060218:p1 で言及されていた Ruby の記事がが気になったので購入.一通り全部の記事に目を通しているうちに,(多分見本誌を貰っているであろう)某氏に飲み会に持ってきていただければ良かったことに気付きました.そういえば IRC で記事書いたとかそんな話が出てたような.


CLR via C#, Second Edition (Pro Developer)

CLR via C#, Second Edition (Pro Developer)


GDNJの「デベロッパー必携の1冊はこれだ?!」というスレッドで最近稍丼さんが紹介されていた本.Amazon で見てみたら在庫1冊だったので思わずクリックと.
CLR 2.0 になって導入された CriticalFinalizerObject や,メモリモデルに関する MSCLR と ECMA CLI の違いなど,マニアックどころもほぼ一通り勢揃い.掲示板回答時やblogでの突っ込みでの引用元としても最強に近い攻撃力を持つと予想されます.翻訳の待たれる逸品.

本二冊

MSDN の学生向けページにあるこれ.

より高度な技術を知りたい! 実社会で役立つことを学びたい!
そんな熱いあなたのために、より実践的な独学できる学習素材を私たちは提供します。

記念すべき第一弾は

  • 「実践プログラミング〜入門編〜」
  • コンパイラ入門」

の 2 種類を用意。
IT に興味ある学生諸君のスキルアップをバックアップします!

20日現在まだ公開されてはいないみたいですが,多分このあたりの本からの抜粋になるのではないかという気がします.

実践プログラミング 入門編 C#で学ぶプログラミングの基礎 (ソフトウェア実践講座)

実践プログラミング 入門編 C#で学ぶプログラミングの基礎 (ソフトウェア実践講座)


コンパイラ入門 C#で学ぶ理論と実践 (ソフトウェア実践講座)

コンパイラ入門 C#で学ぶ理論と実践 (ソフトウェア実践講座)


.NET 1.0/1.1 のころから「コンパイラを作ろう」系の話を書きやすいという下地はあったのですが,そういえばあんまり突っ込んで書かれた文章は見たことがない気もします.もっとも,海外でのオープンソース .NET 言語実装は十分に盛んと言えるでしょうし,やる気がある人や元から言語実装方面に興味があった人にとってはそれ程退屈することは無かったでしょうけど.
ちなみに C/C++ で時折使われていたインラインアセンブラや,いわゆる実行時コード書き換え(Code Rewriting)が生きる局面では .NET 2.0 から導入された Lightweight Code Generation が便利です.動的なアセンブリ生成と違ってちゃんと「コードが GC される」ので,気兼ねなく結構変な遊びが出来るはずです.
多分この「コンパイラ入門」を読み終えたぐらいの知識があれば十分入り口には立っていると思いますので(とはいえ私は読んでないので完全に推測ですが),興味がある方は次のステップとして挑戦してみると良いでしょう.

Microsoft Developers Conference 2006 ― T1-301 Windows Presentation Foundation ("Avalon")による新しいアプリケーションユーザインタフェースの実現

先日から随分と登場していた(らしい)"Avalon"の開発者向けセッション.基調講演に*1出席していなかったこともあって,開発環境まで含めた WPF の完成具合を見たのはこれが初めてになります.
見た限りでは,表示画面も開発環境も正視出来る速度で動いていましたし,方向性としても着実に固まっているようでした.このデモを見て Windows Vista の年内発売というのがやっと実感として受け入れられるようになったかな.
細かいところで気付いたこととしてはズーミング User Interface を実装する敷居が相当下がっていそうなところですかね.増井俊之さんの提唱されているLensBarや,Teddy で有名な五十嵐健夫さんが Microsoft Research 時代に研究されていた『Speed-dependent Automatic Zooming for Browsing Large Documents』のようなものがどんどん登場してくることが期待できそうでした.
個人的に気にしているパフォーマンスに関しても,トップレベルウィンドウとメニューやツールチップなどの一部の特殊ウィンドウのみをWin32ウィンドウとし,後はクライアント領域に完全自前描画になったことで,やっと Internet ExplorerFirefox と同じ土俵に上がることができました.要はこれまで WinForms が重かったのはアルゴリズム的問題があったということなわけですが,今まで単に「.NET だから重い」と思っていた人はもう一度評価し直すべきときがいよいよ来たかと思います.
正直なところ,現行のノベルゲームを作りたいなら描画エンジンは WPF の提供する機能で十分なのかもしれません.Windows ゲームに関係しない方も,『Windows Presentation Foundationプログラミング』は一読されて損は無いかと思います.DirectXでおなじみの川西さんの翻訳です.自作のエンジンについて必要機能用件を絞り込むのにも参考になるでしょう.

Windows Presentation Foundationプログラミング

Windows Presentation Foundationプログラミング

*1:隣のホテルに泊っていたにも関わらず寝過ごしてしまったため

Appendix

id:NyaRuRu:20051021:p1 の補足です.
以下の話のほとんどは『インサイドMicrosoft Windows (上)』に書かれています.より正確で詳細な内容が知りたい方は是非参照してみてください.

インサイド Microsoft Windows 第4版〈上〉 (マイクロソフト公式解説書)

インサイド Microsoft Windows 第4版〈上〉 (マイクロソフト公式解説書)